はじめに これまでは専らArduino(ATMEGA328P)を使って工作を行ってきたが、いかんせん速度とリソース面において不満が出てきた。 そこで、巷で話題の低価格Maple Mini互換ボードを使用することでお安く性能を稼ごうと思い立った。今回は開発環境の解説のみを…
最近、高性能なマイコンが欲しくなったためにSTM32シリーズを真面目に使おうとしている。具体的にはSTM32シリーズのMBED環境から脱出してSTMicro推奨の環境でプログラミングをしたいと考えている。 DAC内蔵のマイコンを探していたところ、たまたま手持ちのマ…
さて、自作シンセの簡単な紹介もこれで最後である。 最後はフィルタ・アンプについての解説となる。 1. フィルタについて DSP(Digital Signal Processor)としての機能が必要となることから、高性能なマイコンを選定した。STM32F303K8である。これはmbedとし…
今回はMIDIインターフェイスマイコンとDCO(下図参照)について解説する。 1. MIDIインターフェイスマイコン MIDIとは、現代の電子楽器において実装していない製品はないと断言してよいほど普及しているI/Oである(USB-MIDIとかもあるけど)。登場してもう30年以…
以下の投稿について、実際のシンセがどのような構造であるかを記録しておく。 これから数回にわけて各コンポーネント毎に解説をしていく。 1. 全体の構造 全体の構造としてはオーソドックスなものとした。具体的には以下の図を参照願いたい。DCOで波形を発生…
クソ忙しい大学の研究室の作業のあいまにチマチマとシンセを作っていた成果が今年の4月にできていた。 とりあえずは成果物を貼付けておく。 Rydeenのリズムなしバージョンである。 演奏したシンセの仕様については次の記事に記載予定であるが、 単音しか出な…
RaspberryPi 上では主にC言語でプログラミングをする予定であるため、下手なGUIを持つエディタなんぞ不要である。しかしエディタは手元のSublimeを使いたいという需要からssh接続でファイルを操作することを決意した。 以下のサイトを参考におおよその設定は…
MacにGTK+をインストールするまでのメモ 環境としては MacOS X mavericks Xcode,homebrewをインストール済み homebrewを利用してGTK+をインストールする。ターミナルにおいて $ brew install gtk+ 以上を入力して放置すると,インストールが終了した。 GTK+は…
シンセサイザの音色を変える方法の一つが音の成分を"削る"ことである。 というわけで今回は"VCF"を制作。ただのパッシブフィルタを設計して制作することには苦労しないが、ことに電圧制御となるとややこしいことが山積みになるのである。 そこで、日本シンセ…
「Lチカだって半分は消灯してるんだもの。」 (写真では判別できませんが、きちんと1s周期で点滅しておりました。) 前回の更新からだいぶ時間が経ったが、まったくサボっていた訳ではなく、記事にするのが面倒なだけだったりする。実はVCAとかVCFは完成して…
先月からシンセサイザの制作に取りかかったはいいが、なかなか進まない。 とりあえずはArduinoを用いてDCO(Digital Controlled Oscilator)を作ってみた。 Arduinoとは言いつつも、中身はAVR言語でタイマーをバリバリ使用したものであるため、プログラムを後…
巷で噂(だった)の低価格mbedであるLPC1114への書き込み確認までを記録した。 LPC1114とは? いつも使っているatmega328pが¥250であることを考えるとLPC1114は¥140であり、性能から考えると爆安である。arduino一派であるが、乗り換えちゃいそう。arduinoの領…