自作シンセの構造について (1)
以下の投稿について、実際のシンセがどのような構造であるかを記録しておく。
これから数回にわけて各コンポーネント毎に解説をしていく。
1. 全体の構造
全体の構造としてはオーソドックスなものとした。具体的には以下の図を参照願いたい。DCOで波形を発生し、フィルタで削り、アンプで音量を時系列的に変化させるというアナログシンセを模したものとなっている。
2. 使用コンポーネントについて
今回はプロトタイピングの速さから、全てマイコンを使用して構成している。しかし、将来的にはアナログのVCFやVCAも適用したいとの思いから、フィルタ・アンプ部は別回路としている。
マイコンには開発環境の手軽さと実行速度(クロック)の優位性からmbedシリーズを選定し、プログラミングを行っている。また、上図には書き忘れたが、MIDIインターフェイスマイコンとしてArduino(ATMega-328P)を使用している。
次回の投稿では、MIDIインターフェイスマイコンとDCOについての解説を行う。